焼肉用の石焼プレートでアジの干物は美味しく焼けるのか

石焼プレート


焼き魚を美味しく焼き上げるためのポイントは遠赤外線。
炭火焼きが美味しいのは、遠赤外線がガスの火に比べて約2.5倍も含まれているからです。
つまり、遠赤外線をうまく利用すれば、炭火を使わなくても焼き魚が美味しく焼けるのでは?
と考えました。そこで、思いついたのが、写真にある焼肉用の石焼プレート。


石焼芋や天津甘栗が美味しいのも、暖められた石からでる遠赤外線の効果。
ならば、アジの干物だってふっくら美味しく焼けるのではないか?と考えました。

これが上手くいったら、焼き魚界の革命だ!とばかりに張り切って実験開始です。
プレートの上に直接、アジの干物を乗せてしまっては石の熱で干物を焼いてしまうことになるので
焼き魚用の網をのせて焼くことにします。
石が割れないように、先ずは弱火で5分間しっかり余熱をしてから中火に調節してアジの干物を乗せました



しばらくすると、火が通ってきたようで、干物の表面が徐々に白色に変わってきました。これは、いい感じです。
しかし、ここで石プレートに変化が、なんだか妙な色に変わってきました。
でも、「まぁこんなものだろう]と自分に言い聞かせて、実験続行です。

しかし、火は通るのですが、皮目になかなか焼き色が付きません。
これ以上焼いてしまうと干からびてしまいそうです。仕方がないので反対側を焼くことにします。
が、ここで事件がっ!なんと石のプレートに亀裂が発生・・・・

雲行きが怪しくなってきましたが、焼き上がりまで後一歩のところまできているので
ここで止める訳にはいきません。危険を承知で最後まで焼き切ってしまうことにします。
少し火力を抑えておそるおそる焼いてみましたが、その後は亀裂が広がることもなく、何とか無事に焼きあがりました。

ちょっとトラブルもありましたが、見事完成です。

試食
では、早速食べてみます。
先ずは、皮から、パリッと焼けているでしょうか?


・・・なんといいますか、妙にしっとりとしていてあまり美味しくありませんね。
身の方は、水分が抜け切ってしまったのか、パサついてます。
普通にガスコンロで焼いたほうが、まだ美味しいですね。


新品のプレートを一発でパーにしてしまうという多大な犠牲を払ったにもかかわらず。
結果は、非常に不満の残るものになってしまいました・・・


いいアイデアだと思ったんだけどなぁ